悩んでいる方・患者さんご本人へ

どんな治療をするの?

休養…なにはともあれ、まず休むこと。

とにかくまず休養をとること。
仕事をしている場合には休暇をとって体を休める。
学生であれば学校側に伝えてしばらく休む。
主婦であれば家事を他の人に頼むなどして休む。

…というと簡単なようですが、うつ病になりやすい真面目なタイプの人は、「自分が休むと同僚に迷惑がかかる」、「仕事に支障をきたす」、「休むと自分の将来が台なしになってしまう」とつい考えてしまう傾向があります。そのため、休むことに罪悪感が伴い、なかなか十分な休暇をとることができません。
また、休みをとっても、「なにかしなければ」という焦燥感にかられ、十分な休養をとることができず、症状を悪化させてしまうことがあります。

うつ病治療における「休養」というのは、いわゆる夏休みなどの「余暇」ではなく、「治療の一環として不可欠なもの」なのです。風邪をひいたら温かくして薬を飲んで家で休むように、うつ病治療においても、こころとからだを休めることがもっとも必要です。
休養をとるためには入院する方法もあります。自営業や主婦の方で、家では休めない場合や、家族の理解が得られにくい場合は、入院することで必然的に休むことができます。

休養

治療において大切なこと

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